今年の第3回JDEC日本フリースクール大会が閉幕しました。今年は、全国から235名のご参加がありました。
文部科学副大臣の
鈴木寛さん、厚生労働副大臣でフリースクール環境整備推進議員連盟会長の
小宮山洋子さんをはじめ、早稲田大学教授で子どもの権利に詳しい
喜多明人さん、文部科学省生涯学習政策局の民間教育事業振興室長の
根本幸枝さん、そしてアメリカからはクロンララスクール設立者で、全米フリースクール連合も設立された
パット・モンゴメリーさんがお越しくださいました。
不登校・フリースクール、そして広く子ども政策にかかわっている方々と全国のフリースクールの現場の当事者が一堂に集まる画期的な会となりました。
そして今回は、フリースクール全国ネットワーク結成10周年ということで、記念の冊子も発行、これまでを振り返ると共にこれからを考えあうことができました。
2月11日(祝・金)のプログラム
オープニング
ごあいさつ 鈴木寛(文部科学副大臣)

「子どもを広く地域で育てることが大切。文部科学省としても、フリースクールとの連携を大いにすすめたい!NPOへ寄付しやすいしくみづくりにも取り組んできた。」

全国から集まった皆さん。
10周年記念フォーラム
シンポジウム
『フリースクール全国ネットワーク10年これまでとこれから』
奥地圭子
(当ネットワーク代表理事・NPO法人東京シューレ理事長)
増田良枝
(当ネットワーク代表理事・NPO法人越谷らるご理事長)
パット・モンゴメリー
(アメリカ クロンララスクール設立者)
※パット・モンゴメリーさんプロフィール
小学校教員を経験し、既存の学校教育に疑問を持ち1967年にミシガン州アナーバーにクロンララスクールを設立。クロンララの子ども中心の教育は日本にまで知られるほど関心を集め、日本のフリースクール黎明期に多大な影響を与えた。また、70年代にはホームエデュケーションのプログラムをはじめ、8000を超す家庭が世界中から参加。さらに、ネットワーク活動を立ち上げ、フリースクール同士の交流や世界とのつながり、スタッフ養成などを推進。アメリカのフリースクール、ホームエデュケーションの歴史を作って来られた。
シンポジウム『子どもが安心して育つために〜不登校政策と新しい教育を考える〜』
小宮山洋子
(厚生労働副大臣・フリースクール環境整備推進議員連盟会長)
「子ども政策を総合的にすすめたい。議連で博物館等の入館料、高校在籍者の通学定期券、とひとつづつすすめてきました。政権交代後のしくみづくりの途中だが、皆さんの応援を背に頑張りたい。」
喜多明人
(早稲田大学教授/子どもの権利条約ネットワーク代表)

「続けていくには自分がいなくてもまわっていく制度をつくらないとダメ。不登校の子どもの権利宣言は学習権の保障法といえる。これをもとにオルタナティブ教育法につながるべき。その中で公教育の担ってきた役割をどう果たせるかが課題だろう。」
パット・モンゴメリー(アメリカ クロンララスクール設立者)
「アメリカのホームエデュケーションの法律は最初は無かったけれど、ホームエデュケーションをやっている人が運動して創ってきた。ホームエデュケーションをやっている人に法律を変える権利がある。色んな人に出会って語って、ロビー活動をやってきた。」
指定発言者
根本幸枝
(文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課民間教育事業振興室長)
「子どもを見守り育てるネットワーク推進会議は、NPO法人フリースクール全国ネットワークもメンバー。安心出来る居場所をつくることなど協働してやっていきたい。」
フリースクール会員・卒業生・保護者
「フリースクールは自分の基礎、土台をつくってくれた。大切な居場所。自分から出発する学びのスタイルを応援してほしい。」「フリースクールでの探究、経験が今の仕事につながっている。」「発達障がいのことをで学校の先生と合わなかったが、フリースクールで元気にやっている
。色んな育ちがあっていいと認められる社会になってほしい。」
フリースクール全国ネットワーク 10周年記念パーティー

子どももおとなもみんなで出会い、楽しみました。
フリースクール交流
フリースクールの子どもたちによる活動発表、交流会

それぞれが活動を紹介したり、日常の様子などを知りました。
「オルタナティブ教育法(仮称)」検討会
「(仮称)オルタナティブ教育法」や不登校政策、教育政策への政策提言について意見交換や情報交換を行います。
2月12日(土)のプログラム
テーマ別セッション
セッション1『
子ども中心の学びと活動をどう創るか』
セッション2『
困難な状況を抱えた子どもへの対応』
セッション3『
ひきこもり・若者支援』
セッション4『
フリースクールの財政運営・事例研究』
セッション5『
世界のフリースクール事情』

小部屋を使ってそれぞれのテーマでじっくり語りあいました。
JDECミーティング

みんなから集めた議題を順番に討議。オルタナティブ教育法について、フリースクールという名称について、世代交代について、夏合宿についてなど。
フリースクールで育った子ども・若者シンポジウム

「親が理解してくれたことがよかった。」「(不登校についての)葛藤を乗り越えるのには時間が必要だと思う。」